アレルギーと発達障害について その⑦ 橋本病とADHD、鉄、亜鉛と認知機能
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御覧頂きありがとうございます。
本日は10月4日、日中もまだまだ暑いですね。寒暖差が激しいですが、外部環境ストレスに負けない、心身を身に着けて頂きたく思います。
引き続き要約していきます。
甲状腺機能低下症の問題点
医者が甲状腺問題を考えるとき、血液検査のみ参照することに問題がある。(気温低下に弱い、低身長、便秘、だるさ、認知機能の低下、皮膚の乾燥、徐脈などを参照にするべき。)
血液検査で証明された甲状腺低下症は診断できるが、機能性甲状腺機能低下症、つまりよりマイルドな甲状腺機能低下を見逃してしまう。
甲状腺機能低下症、橋本病の症状が、不注意型のADHDと間違えられる時がある。
もう一つの原因として、甲状腺ホルモンの代謝に問題がある時がある。
脱ヨウ素酵素が、セレニウム欠乏、水銀で障害される。
鉛について
鉛はADHDの昔から知られている要素の一つ。神経毒性だけでなく、脳が非常に必要としている2つのミネラル、鉄と亜鉛を追い出してしまう。
かなりの確率で、ADHDの子供は鉄欠乏がある。鉄はドーパミン形成に必要である。鉄欠乏は、メンタルと身体のエネルギーを奪ってしまう。
ある研究では、80%ものADHDの子供が鉄欠乏であった。
亜鉛も同様で、認知機能に重要な栄養である。神経伝達物質を守る。
神経栄養学に有名な言葉がある。「亜鉛がなければ、思考はできない。」(No zinc,no think)
ADHDの子供の2/3に亜鉛が欠乏しているという、最近のデータもある。
コエンザイムQ10について
エネルギーレベルの上昇、また間接的ではあるが、低血糖を克服することを助ける。
テストステロンについて
テストステロンは、重金属毒性を、より悪化させる傾向がある。これが少年が少女より、400%高い自閉症の発症、400~800%高いアスペルガー症候群の発症、400~600%高いADHDの発症の理由の一つとされている。