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~10代からの頭痛の悩み~

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10代は、食事が乱れやすく、ジャンクフードなど糖質や脂質、それも過酸化脂質の摂取が多くなり、心身の不調を訴え始めることが多いですね。

ほかの有益な栄養の吸収も阻害してしまいますからね。

早速改善された方を報告します。

16歳の男の子、主訴は頭痛や立ちくらみ、起立性調節障害でした。

小学5年生から悩み、頭痛外来を含め色々な病院を受診しましたが、症状が改善しないため当院を受診。

立ちくらみもひどく、学業への影響が大きく、通信制の高校に転入されていました。

タンパク質と鉄不足が予想されたため、タンパク質の摂取を指導、出来れば1日40gを目標に。

採血結果は、BUN=8.9と高度なタンパク質不足ないしタンパク質代謝低下。

LDH=142 ALT=16よりビタミンB群の摂取不足。

フェリチン=46 UIBC=335 MCV=87.2 より鉄不足(男の子でフェリチン40台はかなり低め)

T-bil=1.9(D-bil=0.5) は膜障害、つまり過度なストレス、紫外線、過度な過酸化脂質の摂取等により、赤血球の膜がダメージを受け、間接ビリルビンが高くなっていました。

早速ビタミンB150mg ビタミンC3000mg 鉄27mg 亜鉛50mg ビタミンE400単位の摂取を始めてもらいました。(栄養補充と抗酸化対策)

1ヶ月後、頭痛はちょこちょこあるが、激しい痛みはない。食欲もあり、アルバイトをしようかと考えていると!

2ヶ月後まだやる気は不安定であるが、体が変わってきた実感はある。

3ヶ月後、朝早くのアルバイトで、朝食が抜けてしまうと。欠食は一番よくないので、再度指導。

採血も行い、BUN=10.3と横ばい、TBil=1.0とストレス減少、フェリチン=44で横ばいなので、もっとタンパク質・鉄を増量してもいいようです。

しかし経過は順調で手応えもあり、家族も喜んでくれているようでした。

同じような悩みの方は、栄養療法という解釈で回復への糸口を掴めるときがあります。

いつもブログを読んで下さってる方から、具体例をぜひ!とのお声がありましたので、掲載しました。個人差はあると思いますが、ご参考になさって下さい。

最後まで、お読み頂きありがとうございます。

 

 

 

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海浜ハートケアクリニック
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by kaihin staff | 2019.10.13 |