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~パニック障害の治療~

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出産された女性は、お子さんに栄養を分け与えるため、潜在性鉄欠乏性貧血を始め、栄養不足の方が多いのが実感です。

30歳代の女性 数ヶ月前からの動悸、不眠、胸の締めつけ感、だるさなどが主訴でした。

お子さんが小さいときは、お母さんの食事がなおざりになりやすいですね。

初診時採血結果は、フェリチン=18と重度の鉄不足、BUN=10.3とタンパク質不足、 ALT=8 LDH=133とビタミンB不足、 ALP=157と亜鉛やマグネシウム不足が示唆されました。

早速ビタミンB150mg、ビタミンC 3000mg 、ナイアシンアミド1500mg 、鉄24mgを開始し、プロテインを含めたタンパク摂取指導を行いました。

1ヶ月後、頓服でリーゼはたまに使うが、足のだるさ、体は元気になり、気持ちも元気とのこと。

2ヶ月後、何もなかったような感覚。

4ヶ月後、動悸や息苦しさ、胸の痛みを中心としたパニック発作の再燃がありましたが、サプリや食事がなおざりになっていたようです。再度摂取の必要性や摂取期間を説明しました。

半年後には実家への帰省も問題なくできたそうです。

同じような症状で悩む女性の方は非常に多いと思われます。通常の薬物治療では、SSRIを長期間内服し、行動療法を継続する形になることが多いです。

この方は現在、ほとんど内服は必要なくなっております。若い女性の方は、内服に抵抗がある方もおられます。おひとりで悩まず、是非ご相談してください。

最後まで、お読み頂きありがとうございます。

~神戸相楽園の桔梗の花~

 

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海浜ハートケアクリニック
院長 仲宗根 敏之
〒654-0045 兵庫県神戸市須磨区松風町5丁目2-33
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by kaihin staff | 2019.10.14 |