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アレルギーと発達障害について その③

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前回に続き、要約していきます。

自閉症の隠された原因

早期の心疾患の家族歴は、炎症や脂質代謝異常を示唆し、同時に脳にダメージを与えること。

精神科的解釈では、自閉症のお子さんの横から見るクセは、アイコンタクトの回避と解釈されるが、実はビタミンA不足により生じること。ビタミンA補充により、ダメージを受けている網膜の錐体細胞や桿状細胞が回復される。

 

自閉症のお子さんが、いつも不安であること、これは恐怖を司る扁桃体の過剰な刺激によること。我々が忘れてはいけないことは、彼らは行儀よくできないのではなく、気持りが落ち着かないだけである。

多くの自閉症児は、精神遅滞はなく、むしろ知的水準は優れている。扁桃体が恐怖に支配されて、記憶出来ないだけである。

上記は、アセチルコリンの機能低下に起因する。アセチルコリンはコリンから生成される。

自閉症児は、欠乏症だけでなく、過剰症の問題もある。

 

真菌による腸内細菌叢の乱れについて

抗生剤の利用だけではなく、昨今の過剰な糖質、パン、発酵食品が引き起こす。

真菌過剰症の特徴として、

再発する感染症、抗生剤の頻回な利用歴、慢性的な下痢、便秘、ブレイン・フォグ、ガス、腹部膨満、腹部違和感、無気力、うつ状態と不安、認知機能の低下、慢性疲労、慢性副鼻腔炎、膣や肛門のかゆみなど。

海外では、Nystatinやジフルカンが長期処方されるようですが、日本では保険診療では困難です。

食事指導、プロバイオティクス、抗真菌ハーブなどの利用が推奨される。

 

 

by nakasone | 2022.09.26 |