ブログ | 海浜ハートケアクリニック

子供の頃は、虚弱体質だったのか入院したり、しょっちゅう熱を出していたらしく、母はいつもかかりつけの小児科の先生に相談しにいっていました。近所のお母さん達も何かあればそこに駆け込んで、いろんな子供の発育のことや、自分の体調のことを色々相談していたそうです。

先生は話しを聞いて、いつも食事や生活習慣のアドバイスをしてくれたらしく、イボに悩んでいた時は、はとむぎ茶を飲むといいとか、便秘の時は炭水化物をとりすぎてないか？とか。。。母は、いつも心配で先生を訪ねていくのですが、帰ってきた顔は晴れ晴れとしていて、不安がとれたようでした。閉院になった時は、本当に悔やんでいました。子供ながらに、いつかこんな存在になれたらなと憧れていました。

今になって、本当に先生は貴重な存在だったんだなと、改めて思います。検査して、診断して、処方する。もちろん、それだけでもありがたいことですが、その先の生活習慣や食事にもアドバイスしてほしい。

結局のところ普段の生活も見直していかなければ、病はよくならないと思います。薬の効能の話ばかりされて、がっかりの時が。。。「他人の振り見て我が振り直せ」ですね。

まだまだ未熟ですが、目指すところはやはり「地域のかかりつけ医」です。先生にこんな小さなこと聞いてもよいんですか？とよく言われます。？マークのまま流れ作業的に終わるのが、本来の医療ではないと思います。予約制にしたのも、こういう経緯からです。