ブログ | 海浜ハートケアクリニック

梅雨のジメジメした暑さで、眠りの質も少し落ちてしまいそうな季節になりました。今回は、健康的な睡眠についてすぐ出来る改善法をお伝えします。

最近、中高年に増えている寝つきを悪くする「むずむず脚症候群」は鉄欠乏による脳内のドーパミン不足が関与している可能性があります。その場合は、鉄剤の投与などで症状が改善する場合もあります。

次に見落としがちなのが、寝る時の呼吸です。起きた時に、口が乾いていたら要注意です。口呼吸で眠ると、眠りの質が著しく落ちてしまいます。意外にも、自律神経失調症や、うつ病の原因とも言われています。そういう私自身も、口呼吸で寝ていた頃、朝の残眠感が凄く悩んでいました。

オススメしているのは、鼻呼吸の為の睡眠テープです。薬局で多くの種類が売っていますが、簡単に市販のサージカルテープなどでも代用できると思います。この方法をお伝えしてみたところ「テープをしただけなのに眠りの質が上がりました」との声が多くありました。眠りの質があがる=翌日のパフォーマンスが上がる=脳疲労が軽減していくというサイクルです。

睡眠導入剤などお薬の処方だけに頼らずに、足りない栄養も補いながら、睡眠環境を出来る範囲で整えていくことが必要です。睡眠日誌をつけるのもオススメしていますが、なかなか忙しい方は難しいかもしれませんね。

まずは睡眠時の鼻呼吸と、リラックスに導くための、寝る前の深い深呼吸(10回程度)を意識してみて下さい。慣れてきたら、日中も鼻呼吸を意識してみて下さい。鼻呼吸だけでも、風邪を引きにくくなったりと様々な効果を期待できるようです。

～海浜ハートケアクリニック診察室の花の絵と、夏に向けて飾られたひまわり～