過敏性腸症候群に、カンジダの陰
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50台女性。
就労上のストレスが強く、特に上司が罵倒系で、突然の注意に思考が止まり、動悸も激しいと。
出勤を考えると、毎日下痢がひどく、イリボーの内服がかかせない。しかし便秘になる。
当院にて、グルタミン5~10g、ビタミンA3万単位、ビタミンD5000単位、プロバイオティクスなど投与するも、症状は一進一退。
一度、カンジダ除菌を考慮して、イーストクレンズをお試しに。
内服後1週間で激しい下痢はなくなったと。
1ヶ月後、ゆるい下痢1回のみ。
2ヶ月後、不調を忘れるほど。上司に対しても、「確かにきついが、クレーム処理は速く、味方にしたら頼もしい存在かも」とマインドセットを変更できるようになりました。

慢性下痢で、お悩みの方は、一度お試し頂きたいです。
有機酸検査などで、カンジダの存在をはっきりさせてもいいですが、高額検査なので、とりあえずは臨床判断でいいかと思います。(下痢、便秘の繰り返し、腹痛、腹部膨満、放屁が多い、放屁がにおう等)
好転反応、ダイ・オフ現象が起きるときがありますので、(だるさ、腹痛、おならが増えるなど)イーストクレンズは、1日1Cの少量から初めてください。外来では4Cまで指示することが多いです。
また気になる人は、寝る前にチャコール(活性炭)の併用をお勧めします。毒物を吸着してくれます。もちろん、翌日の便色は真っ黒ですが・・・。
カンジダの原因ですが、精製糖質の過剰、ストレスによる腸内環境変化、過去の抗生剤の頻回な内服によるカンジダの優性化、ステロイド内服、加工品に多い保存剤や添加物による腸内環境の変化等が考えられます。
意外に多いと思われます。他の40台男性の慢性下痢でお悩みの方も、翌日に効果を感じらました。

