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鶴見酵素栄養学セミナーのご報告

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2月5日に東京で行われた『鶴見酵素栄養学セミナー』に参加してきました。

特徴や新たな発見を記載します。

鶴見酵素栄養学の特徴は、ファスティング(断食、絶食のこと)推奨も、酵素摂取が必要であることです。では酵素とは?

酵素は、消化酵素、代謝酵素、解毒酵素など体内にあります。

ファスティングにより、消化酵素が節約され、その分代謝酵素が活躍できる考えです。

代謝酵素により、体の毒素の排泄や、細胞の入れ替わりが進むのです。

しかし老廃物の排泄や代謝過程で活性酸素が発生するため、抗酸化物質の摂取がファスティング時には必要です。

抗酸化物質の代表的なものが、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンDなどです。

ビタミンCはピーマン、キャベツ、ブロッコリー、モロヘイヤ。

果物はレモン、柿、キューイ、イチゴ、パパイヤ、オレンジ。

ビタミンB1は玄米や豚肉。

ビタミンB2は卵、納豆、ウナギ。

ビタミンB3(ナイアシン)は魚類(かつお、ぶり、さば、まぐろ)豆類や果物。

ビタミンB6は肉類や魚類、ナッツやバナナ。

ビタミンB12は肉類や魚類。

葉酸は小松菜、ホウレンソウなどの緑黄色野菜。

ビタミンAはレバー、うなぎ、いか、赤身のお肉。

ビタミンEはきも、いくら、めんたいこ、うなぎ。

ビタミンDはいくら、さんま、うなぎ、サーモン、鮭、日光浴ですね。

また酵素は体外から摂取も必要です。

発酵食品である、梅干し、納豆、漬物、ピクルス、キムチ、味噌、甘酒、黒酢、らっきょうなどがあります。

昔から食べられているものには意味やご利益があるものですね。

発酵食品は今話題の腸内細菌にも良い影響を与えます。

発酵食品は、善玉菌のエサになります。(プレバイオティクス)

小腸で発酵が起きると(腐敗ではありません)、有機酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸)が産生されます。

これが免疫を高めます。

また有機酸は大腸で「短鎖脂肪酸」となり、蠕動運動や善玉菌の増加、全身の粘液となり免疫力となります。

善玉菌の割合は2割ですが、日和見菌(どっちつかずの菌)が善玉になってもらえるように、常に応援しないといけません。

発酵食品・食物繊維を積極的に摂取し、善玉菌を応援しましょう!

(ちなみにヨーグルトですが、私は推奨しておりません。

発酵しても残存するカゼインという乳タンパクが悪さをするため)

また悪玉菌は1割実は必要で、悪役や悪事も少しは必要かもしれません。(笑)

腸内がそのようにできているので、たまには肩の力を抜いてくださいね。

また脳腸相関といわれるように、実は幸せホルモンで有名なセロトニンは、腸内で9割も作られるのです。

脳内ではちなみに2%と言われております。

腸には神経細胞(1億個)が多く、最も自律している臓器とも言えます。

いろいろな腹部症状からも、「おなかが先で、脳があと」と言えるかもしれません。

またホルモンだけでなく、ビタミン(B1、B2、K、ビオチン、葉酸)も産生します。

なんと働きものなのでしょう!

また1998年頃より免疫も8割は腸に存在すると言われています。

なぜなら腸は始めに侵入者と触れる確率が高いからです。(腸管粘膜免疫)

善玉菌がないと、腸管免疫もうまく機能しないのです。

○ 血液を使う臓器は・・・

1位はなんと『腸』で3割。

2位は『腎臓』で2割 3位は『脳』で1.5割でした。

ですので、腸はもっとも老化を受けやすい臓器と言えそうです。

血流をよくするために、食事には留意しましょう。

○ 磁性鍋のすすめ

生野菜がとりにくいな、電子レンジは使いたくないなというあなたにお勧め!

電子レンジのマイクロ波を遠赤外線に変換、食材を変性させず

むしろ「還元」「糖化せず」の良いことずくめ。

磁性鍋の分子ガストロノミー調理

↑↑↑調理法でお勧めのサイトですので、ぜひ一度ご確認ください。

○ 無農薬無肥料のお茶「ビデンスピローサ茶」

このハーブは宮古島の過酷な環境で育ったもので、生命力が豊かです。

抗酸化力、抗アレルギー力が強く、ガンやアレルギーに良いです。

抗酸化物質や免疫様の生理活性成分を合成していると推測されます。

ビデンスピローサにはカフェ酸誘導体、フラボン誘導体、アセチレン誘導体等の生理活性の存在が報告され、生理活性成分の中にはビタミンEのような脂溶性やビタミンCのような水溶性ビタミンと同じような抗酸化作用があることが明らかになってます。

知っているようで知らなかった酵素の魅力。

今回参加したセミナーからも、いろいろな気づきやヒントが得られました。

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海浜ハートケアクリニック
院長 仲宗根 敏之
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※(心療内科・精神科)パニック障害・不安神経症・不眠のご相談は当院へ
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by nakasone | 2017.02.09 |